このサイトの作り方 (9) 監視と自動運用
今回は、サイトを24時間見張り、自動で保守してくれる仕組みについて書きます。 サイトの状態を見張るために「Zabbix」という監視ソフトを導入しました。サイトが落ちていないか、サーバーのCPUやメモリ、ディスクの使用率が高すぎないかを常にチェックし、異常があればメールで知らせてくれます。クラウド環境と自宅サーバー環境、両方のサイトを同時に監視できるようにしています。 さらに、週に1回、サーバー全体のセキュリティ設定を自己診断するツールと、ウイルスやルートキットを検知するツールを自動実行するようにしました。これらのツールが検知した異常も、監視ソフトのログ監視機能と連携させて、自動でメール通知が飛ぶようにしています。 パッケージの更新(セキュリティパッチ)も、毎週決まった曜日の深夜に自動で適用され、再起動が必要な場合だけ自動的に再起動する仕組みにしています。ログファイルについても、たまり続けて容量を圧迫しないよう、古いものは自動的に圧縮・アーカイブし、一定期間を過ぎたら削除する仕組みを組み込みました。 こうして、なるべく手間をかけずに、安全な状態を保てる運用体制を整えました。普段は特に何もせず放っておいて、異常があったときだけ気づける体制になったことで、精神的な負担もかなり減りました。 監視の仕組みを作り込む過程では、権限の設定ミスでログファイルが読み込めず、サーバーが起動しなくなるという冷や汗をかく場面もありました。原因を1つずつ確認していくと、ファイルの権限だけでなく、OSのセキュリティ機構そのものの設定が意図せず変わっていたことが分かり、直すまでに何度もサーバーを行き来しました。 次回は、クラウドと自宅サーバーを併用する運用について書きます。
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